アルミケースを加工してやっと使えるようになった自作USB-DACです。
最初のコンセプト「持ち歩きができて環境に左右されない音の再生環境を作る」から始まった工作でした。
ただ、これを眺めてたら…「やっぱり既存の物で良いんじゃない?」という思いがふつふつと。
同じようなスペックで全てそろっているものがあります… Fostex PC100USB!!!
Fostex PC100USBは製品としてはボリュームコントローラーですが、DACを内蔵しておりWinやMacにつなぐと外部のDACとして認識してくれます。
製品名にボリュームコントローラとついていますが、間違いなくUSB-DACです。ドライバも不要で、つなげばすぐに外部のDAコンバータとして認識して使えます。
自作USB-DACと仕様を比較すると…(比較するのもどうかと思いますが)
自作USB-DAC | Fostex PC100USB | |
DAC | PCM2704 | PCM2704 |
オペアンプ | これから | JRC 3414A |
ミニジャック | これから | ○ |
ボリューム | これから | ○ |
大きさ | W50xH35xD45 | W66xH44xD70 |
最大出力 | 不明 | 5mW+5mW(32Ω負荷) |
電源 | USBバスパワー | USBバスパワー |
価格 | パーツ代で約4000円 | 実売6000円程度 |
オペアンプの種類をどうするかは考えどころですが、それ以外の部分は「自作USB-DACで作ろうとしていることをPC100USBは実現してくれている」状態です。
PC100USBを開けてみたらオペアンプは直づけされていましたが、工作できない密度ではありません。
ということで「持ち運びに便利なUSB-DACを作る」というコンセプトのPCM2704 USB-DACは、Fostex PC100USBに置き換わることになりました。
遠回りしましたが、製品として出ている物はよく考えられているな~という良い勉強代ということで…
は~夏休みの宿題を1から作ってたら工作キットがでてたような落ちになりましたね。
# 8/31で関東の夏休み最後の日ですので、こういうオチも悪くないかと…
追伸
USB-DACやオペアンプは面白いネタなので、これからも「価格無視の趣味」では作っていくと思います。