先日はUSB-DACのキットを作りましたが、今回は ロジックIC 74HCU04 を使ったポタアンを作りました。
いつもの秋月電子のキットで、なんと ¥840-(税込) お安いです。
ポータブルヘッドホンアンプというとオペアンプを使いますが、今回のポタアンは74HCU04というロジックICを使っています。
74HCU04はNOT回路が6つ搭載されているCMOSインバータで、型番のUはアンバッファー(バッファしない)を表しています。アンバッファーと言うことで、遅延がなくオペアンプのように使うことができ、その回路を使ったポータブルヘッドホンアンプ・キットが、秋月電子の AKI HPA7404です。
安いですし通販もできるので何個か買って、色々試すのもよいかも。
基板は片面の基板で回路もシンプル。簡単な電子工作をしたことのある方なら、20〜30分で組み立てできると思います。
そして、抵抗やコンデンサなどは通常のものですので、オーディオクラスの抵抗やコンデンサに変えていくなど遊び甲斐のあるキット構成になっています。
くみ上げた後に、早速音出しを。
- それなりにしっかりとアンプしてます
- ただしアンプなのでiPod touchの原音に音質は依存
- 5~6000円クラスのポタアン買うなら、このキットを作って楽しんだ方が面白いかも
- 電池がなくなってくると激しく音がゆがみます(片方が聞こえなくなったり音がふらついたり)
- 電池は単4×2本で数日間はきけました。電池の持ちは良いようです
手軽に普段使いには良いかも…
オペアンプのポータブルヘッドホンアンプとは、ちょっと違うポタアンですが、低価格で楽しめるポタアン。日曜日の工作して、そのまま実用してしまうには良いポタアン・キットです。
ケースを作って持ち運びできるように…
キットは基板だけですので、普段使う場合にはケースが必要となります。
私は加工を手軽にしたいのでプラスチックのケースを使いました。
使ったケースは T.SIN の TB-59 (W100xD65xH25)です。一回り小さいTB-56(W95xD65xH20)でも入るのですが、高さが20mmでギリギリの高さになってしまいます。
電解コンデンサを交換したりを考えているので、高さに余裕のあるTB-59を選択しました。5mmの差は大きいです。
そして、アルミケースと違いプラスチックケースの加工は楽ですので工作も進みます。
ケースはできたので、休みの日には弐号機を作りたいと思います。
iPod touchにつなぐにはライン出力の接続ケーブル(30pin Dock用)とLightning変換が必要ですので、こちらはそれなりに良いモノを…