2011年10月にWILLCOMの新しい機種がいくつか発表になりました。その中でスマホを使っている人たちが今までの不満を捨てられそうな機種があります。
SOCIUSはPHS通信の機能はあるもののWebブラウザを搭載していません。さらにはカメラやmicroSDのスロットさえありません。通話だけのシンプルな音声通話用のPHSです(メールだけはできます)。
では、なぜスマホユーザーの不満を解決することになるのか…SOCIUSはBluetoothのヘッドセットプロファイルをもち、スマホのヘッドセットとして機能します。SOCIUSを使うとスマホで電話する「あの」不自然な体勢から開放してくれます。
さっそく手持ちのGALAXY Sのヘッドセットとしてペアリングしてみました。電話の着信があると、SOCIUSがなって知らせてくれます。スマホが鞄の中でもBluetoothですので問題ありません。
発信も、電話帳を開いて「PHSから発信」するか「Bluetoothの親機から発信」するかを選択できます。これで業務で使用する電話などで発信を分けたい場合でも簡単に発信を切り替えることができます。
ただ、一つだけ注意点が…
AndroidでSkypeなどを使用していると発信するときに「どの回線を使用するか選択」の画面が出る場合があります。SOCIUSで発信してもこの画面がでてしまいますので、SOCIUSから発信したはずなのにいつまでも相手に電話がつながらないということが起きてしまいます。
「常にこの操作で使用」にチェックをつけるか、発信するときにAndroid端末側で回線を選ぶようにしましょう。
とはいえ、今までの不自由な通話環境ではなく、スマホの着信をPHSという電話で通話できるようになるのは非常に自然です。私はWILLCOMの回線を家族との連絡用(当然、PHS同士なので無料通話)につかって、スマホの番号を業務用(すでに10年以上同じ番号)として使っていますので、SOCIUSの機能は非常に便利です。
実は…普段持ち歩きの端末は、GALAXY S の他に iPhone4もあるのですが、その辺りをどのように収容するかは追加で検証です。