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ポッケの中のおもちゃ

USB-DAC

DSDダイレクト再生も可能なUSB-DAC&デジタルプリアンプ HP-A8

PCのサウンドをクリアに再生するUSB-DACの上位機種 HP-A8が届きました。

HP-A8andTH600.png

FostexのHP-Axシリーズの最上位機種です。
ちなみにHP-A8は2012年春に発売しています。

HP-A8はUSB-DACだけでなくオプチカル2系統、AES/EBU1系統、アナログ1系統さらにDSD(ファーム更新でWAV,AIFF)をダイレクトに再生するSDカードスロットが搭載された多機能なヘッドホン・プリアンプです。
ヘッドホンをメインで使うなら、これだけですべてのシステムをまかなえるデジタル・プリアンプです。

HP-A8の主な特徴は

  • 旭化成エレクトロニクスの32bit DAC 「AK4399」搭載
  • デジタル入力は USB High Speed 16/24/32bit(windowsは24bitまで) / 44.1kHz/48kHz/88.2kHz/96kHz/176.4kHz/192kHzに対応
  • 高精度TCXOクロックを搭載し非同期モード再生が可能(USB/SDは切り替え不可)
  • x2 x4 のアップサンプリング機能を搭載
  • SDカードスロットによりDSD(DSF/2.8MHzまで)を再生可能
  • βフェームでSDカードのWAV.AIFFをダイレクト再生

DACは192kHz 32bit に対応するAKM(旭化成エレクトロニクス)のAK4399を搭載してます。

さらにはデジタル入力された音源を2倍,4倍とリアルタイムでアップサンプリングする機能まで持っています。
アップサンプリングは、音の信号と信号の間で欠落している部分を補完して音の細かさをあげる技術。
失われただろう音を補ってくれます。

いつものようにHP-A3にTH-600でdoubleを聴いてから…HP-A8を試してみます。

まだまだ音が隠れていました。
TH-600だけでも音の厚さに驚いたのに、HP-A8はさらに音の表現力があがってます。Ak4399のフィルターによってクリアでスッキリとした音になっています。

本当は、新しいファーム(2.10B)のWAVダイレクト再生や発振器を切り替えた時の音の違いなども試したいのですが、まずはノーマルに近いDACにアップサンプリングで音楽を楽しんでみます。

HP-A8-210B.png

さらにHP-A8には独立した高精度TCXOクロックまで内蔵していますので、非同期モードに変えてこの高精度TCXOクロックを使うことで、音をより繊細に再現してくれる機能まで持っています。残念ながら、USB-DAC接続では高精度TCXOクロックが使えません。

まだまだ試していない機能があり、色々と楽しみなHP-A8です。
ちなみにオマケ的に、HP-A8の豊富な入力で今までごちゃごちゃと繋がっていたDACやオーディオのラインが、ほぼ全てHP-A8に集約することできスッキリしました。

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