最近、色々なポータブル・ヘッドホン・アンプやDAC(Digital to Analogp Converter)を試しています。
試してみて解るのは、メーカー出荷の設定でも「音の作り方」に違いがあること。
一つの環境で聴いていると余り違いを感じなく「こんな音かな~」と思いますが、複数のポタアンを
聞き比べるとメーカーによってかなりの違いがあります。当然、ヘッドホンによっても違いがあるのですが…
最初にお断りしておりますが、私はオーディオ専門の人間ではありません。耳も年齢に応じた経年劣化しているはず(><)です。
でも、iPhoneやiPod touchの内蔵アンプを使うより(音楽を楽しむなら)ポータブルアンプを使った方が良いというのが感想です。
iPhone/iPod touch用で手元にあるポータブル・ヘッドホン・アンプ(ポタアン)は、次のような物です。
オーディオテクニカ AT-PHA31i
FiiO E7
FOSTEX HP-P1
AT-PHA31iとE7は、だいたい同じような価格帯ですので、好みで買いわけるのが良いと思います。
HP-P1は…価格も音質も別格です。
ポタアンの違いは次のようになります。詳しくはメーカーさんのサイトをご確認ください。
AT-PHA31i | FiiO E7 | FOSTEX HP-P1 | |
市場価格 | 約9000円前後 | 約12000円前後 | 約65000円前後 |
音の作り方 | 標準的なポータブルアンプ 音質補正によりクリアな音 | 迫力のある音 音の厚みが増す | フラットで綺麗な音 音の解像度が増し音の情報量が増加 |
接続方式 | Dockライン接続 | ヘッドホンプラグ Dockラインコネクタを使うことでライン接続 | Dockデジタル接続 |
持ち運び | リモコンとしても使え便利 | 専用ゴムバンドで弁当箱状態 | 専用ケースで持ち運び |
DAC | なし | iPadはUSB-DAC可能/iPhoneはライン出力 | HP-P1でDAC処理(AK4480) |
電源 | iPhone/iPodから給電 | 内蔵バッテリー | 内蔵バッテリー |
特徴 | ドックからのライン出力を音質補正回路で高音質化。 | 3段階のブースト設定などがありバッテリー駆動時間が80時間と非常に長い。 | ドックからデジタル入力し32bitDACで高音質な音楽を再生。 |
個人的な感想で行くと以下のような感じでしょうか。
- 「持ち歩きを楽にして音楽」を楽しみたい → AT-PHA31i
- 「迫力ある音楽」を楽しみたい → FiiO E7
- 「クリアな音楽」をゆっくり楽しみたい → HP-P1
HP-P1でクラシックや1/f揺らぎのボーカルの音楽を聴くと音の細かさ広がりなどにゾクゾクきます。
POPやジャズを聴くときにE7を使うと低音と高音の迫力が出て楽しめます。
通勤・通学で使うにはAT-PHA31iのリモコン付きのアンプは機動性が良いです。
どれも使うシーン、聴く音楽によって特徴が出てきますね。
ヘッドホンについては…好みがあるのであまり書きませんが。最近はFOSTEXですね。SONYも良かったのですが…ちょっと音が重く感じるようになりました。
iPhone/iPod touchのポータブルヘッドホンアンプについては、下のタグ「ポタアン」から関連記事が表示できます。