kindleを持ち歩き移動中に読書がしやすくなりました。最初は電車の中で出すのに抵抗がありましたが、なれは怖いものです。今では普通にkindleで読書しています。たまに「あれ?iPad…??」と、とんでもない間違いをしている方もいらっしゃいますが(音楽を聴いてても、外の声は拾ってるので…聞こえてしまうのですね~)。
さて、2010年4月に入手した kindle2 国際版ですが、ファームウェアのバージョンが 2.3.3というバージョンになっています。私はこれに日本語化のハックを追加しています。
2.3.3では、日本語フォントを埋め込んだPDFがそのまま表示できるようになっています。
どのバージョンから出来るようになっているのかは不明ですが、初期の「メールで送信してPDFに変換したものを読み込む」という手間は不要です。PDFを日本語フォント付きで作成して、USB接続したkindleにコピーするだけです。今まで作成していたPDFも日本語フォントが組み込まれていれば、そのままコピーだけで表示できます。
これだけでもドキュメント・ビューアーとして大きなメリットです。
また、日本語ハックを導入していますので、「mobipocket Creator」という mobiファイルを作成するツールを使用して HTMLファイルなどを kindleで表示できる電子書籍データでも日本語の表示が出来ます。
下の画像は、Web版の 「クリス・クロフォードのゲームデザイン論」をmobiにしてkindleで表示しているものです。
日本語ハック(とフォント)を導入すると mobi形式の日本語表示以外にも、題名表示の日本語文字化けなども無くなります。
PDFとmobiを比べると次のような違い(メリット・デメリット)があります。
- PDF形式の特徴
- すでにあるPDFをそのまま表示できる
- PDFには日本語フォントの埋め込みが必要
- A4縦でちょうど良く表示可能。ただし文字が小さめ
- 文字の大きさ変更などは使えない(小さいまま)。
- mobi形式の特徴
- mobipocket CreatorでHTMLファイルなどを変換して作成する
- 日本語を表示するには、日本語ハックを導入する必要がある
- カバーや目次なども作成することが出来る
- 画像なども追加することが出来る
- 文字の大きさはkindleで変更することが出来る
それぞれ一長一短ありますが、テキスト,doc,HTMLファイルなどは mobi形式で、元データの無い文章はPDFで表示できますので、ほぼすべての文章を表示できます。
一つだけkindleの難点は、文章の保存場所にサブフォルダー(サブディレクトリー)が作成できないので、文章が増えてくると探すのに手間がかかる”時がある”くらいでしょうか。ただ、kindleは最近読んだ本などを最初の表示に持ってくるので、よく読む書籍は常に最初のページに表示されています。
使えば使うほど、kindleが便利なツールになってきました。