Android搭載のNW-A105は、Android対応のさまざまな機能が使えます。
Android搭載のNW-A105で、手軽に音楽を楽しむ機能として「CDを直接取り込む」機能があります。
公式サイトでは、IO-DATAの「CDレコ」での取り込みが紹介されています。
しかし、Androidですので「CD直接取り込み機能」を持っているCD/DVDドライブであれば、同じようにCDの直接リッピングができます。
今回は、手元にあった Logitec の LDR-PS8WU2V でCDの直接録音を試してみました。
今は後継機の LDR-PS5GWU3RWH が入手できます。
Table of Contents
Logitec LDR-PS8WU2Vを使う
LDR-PS8WU2Vは、CD/DVD RWドライブです。LDR-PS8WU2VとAndroidやiOSだけで、コンピュータを使わず次のようなことが出来ます。
- CD/DVDドライブ直接接続(Wifiアクセスポイント・モード)
- CDの再生とCD取り込み
- DVDの再生
- オリジナルCD-Rの作成
Logitec CD Ripperの取り込みモード
今回はLDR-PS8WU2Vと専用アプリ Logitec CD Ripperを使用してNW-A105に直接CDを取り込んでみました。
Logitec CD Ripperでは、エンコードの種類として次のモードを指定できます。
- ロスレス: Android:FLAC/iOS:ALC
- 高音質1: AAC-LC 320kbps
- 高音質2: AAC-LC 256kbps
- 通常音質:AAC-LC 160kbps
- 容量重視:AAC+ 96kbps
Androidの容量に合わせて、取り込む音質を指定できます。
NW-A105には、256GBのmicroSDを指しているので、今回はロスレスで取り込みをしてみました。
取り込み前の設定
さっそくCDの録音をしたいところですが、最初に保存するフォルダーなどを設定しておきます。
Logitec CD Ripperを起動して、右上の設定アイコンから「エンコード設定」を選びます。
設定内容は次のようにします。
- エンコード品質
- 容量のあるmicroSDに取り込みますので、設定は「ロスレス」に設定します。
- アルバム保存フォルダ
- microSDのMusicフォルダを指定します。
- 作業フォルダ
- 初期設定で問題ありませんが、本体のメモリーが少ない場合にはmicroSDの適当なフォルダーに変更します。
電源管理の設定
もうひとつ取り込みを始める前に、Androidの電池/バッテリーの最適化を無効にしておく必要があります。
「設定」から「電池」を選択します。
右上のメニューから「電池使用量」を選択します。
Logitec CD Ripperを選択して「電池の最適化」を選びます。
「最適化していないアプリ」から「全てのアプリ」を選択します。
一覧からLogitec CD Ripperを選択して「最適化しない」を選択します。
これはCDを取り込んでいる最中にAndroidの電池消耗の最適化を無効にするための設定になります。
詳しくはメーカーのサポートサイトのマニュアルをご確認ください。
CDの取り込み
Logitec CD Ripperを起動して「音楽CDの録音」を選択すると、すぐにCDの取り込みが出来ます。
CD取り込み時に、アルバムの情報をインターネット上のデータベースから取得しますが、NW-A105はCD/DVDドライブに無線LANで接続しますので、ここでの自動取得はかならず失敗します。
アルバム情報の更新
取り込みが終わったら、CD/DVDの電源を切りインターネットに接続できる無線LANネットワークに接続します。
無線LANへの接続が出来たら、メニューの「曲情報編集モード」を選択します。
「不明なアルバム」に取り込んだCDアルバムがありますので、選択してアルバム情報を更新します。。
これで録音したCDのアルバム情報が更新できます。
CD直接取り込みを使ってみると
最初は、わざわざNW-A105で直接取り込まなくてもコンピュータでリッピングすればいいやと思っていたのですが、直接取り込みできるのは思いのほか便利でした。
ロスレスで取り込みが出来るので、CD音源であれば手軽にNW-A105に楽曲の取り込みが出来そうです。