PCの音環境を向上させようとPCM2704をベースとしたUSB-DACを自作してました。全く同じDAC搭載のFostex のPC100USBを見つけて挫折してしまったわけですが…最終的には
Fostex HP-A3 を投入しました。
PC100USBに比べると価格はかなりアップしますが、その性能とインターフェースを考えると良いUSB-DACです。
HP-A3はUSBバスパワーで動作するのでPCとはUSBケーブルだけ。接続も簡単です。
デジタルの音データをアナログに変換するDACは、32bit DACのAKM4390を搭載しています。
音データの入力にPCからのUSB入力と光のインプット、出力には光アウトプット・ライン出力・ヘッドホン出力がありますので視聴環境に合わせて出力を選べます。
通常利用には十分なインターフェースを備えています。
前回まで使っていたDACは、PCM2704という16bit delta-sigma DACです。AKM4390は32bitのDACですので、32bit DACの音の再現性と細かさに違いが期待できます。
MRAAというサウンドカードをテストするソフトウェアで測定しましたが、あきらかに音の品質がよくなっています。
音作りに関してはAKMの「色つけが少なく原音を再現することを中心」にしたクセのないものになっています。
このあたりは、好みが別れるところですが、高音低音を強調した音が良い人はBoostがかかる別のDACを選択するのが良いでしょう。
私の周りを見渡すとよく使うDACは、全てAKMでした。
私の音の方向性が、AKMのクセのない音作りに偏っているようです。
今回の選択は、あくまでも音を楽しむ目的のDACなので、ゲームなどで3Dを楽しみたいという場合には向かないものです。
ゲーム用にはゲーム用のサウンドユニットが良いかもしれません。
本当はFostex HP-A8が欲しいですが、さすがにA8は価格でめげました。